当社のエネルギープラントは、池袋のランドマークである「サンシャインシティ」の地下にあり、空調や給湯に使用するための「冷水・蒸気」を製造しています。
製造された冷水・蒸気は、サンシャインシティを中心に東西南北の各方向へ敷設された供給配管を通じて、周辺の建物へお届けしています。
供給配管の総延長は約7.6kmに達しており、当社からお届けする熱によって空調が行われている建物の延床面積は約64万㎡(東京ドーム約13個)の広さになります。
エネルギープラントでは冷水と蒸気が造られます。
冷水は、冷凍機(電動ターボ式・蒸気吸収式)と氷蓄熱システムで製造される5℃の冷水で、冷水ヘッダーを介してお客様に送られます。
送られた冷水は、冷房用の熱源として使用され、14℃でプラントに戻るように設計されています。
蒸気は、ボイラー(水管式・貫流式)で製造される0.88MPa(179℃)の飽和蒸気で、蒸気ヘッダーを介してお客様に送られます。
送られた蒸気は、暖房用・給湯用の熱源として使用され、60℃の凝縮水となってプラントに戻ります。
当社のエネルギープラントは、サンシャインシティ建設に合わせて工事を行い、1978年4月に操業を開始しました。
創業時において熱源機器としては、電動ターボ冷凍機、蒸気吸収式冷凍機と水管式ボイラーを保有。
2002年~2008年に大規模更新工事を行い、設備容量の最適化を図り、さらなる効率向上のため、2022年2月には貫流式ボイラーを導入しました。
設備更新や運転の最適化等で更なる効率向上を図りながら、お客さまへ24時間365日安定した熱供給を行っております。
当社は熱供給先のお客様を中心として、空調設備管理や建築物管理業務の受託を行っています。
50年以上にわたり熱供給事業者として培ってきた豊富な経験やノウハウにより、高品質で信頼性の高い管理業務をご提供します。